はじめての趣味ガイド

全くの初心者向け 色鉛筆画の始め方 低コストで温かみのある絵を描く

Tags: 色鉛筆画, 絵画, アート, 初心者, 低コスト, おうち時間, 手軽

絵を描くことに興味はあるものの、「何から始めれば良いのだろう」「特別な才能や高価な道具が必要なのでは」と感じて、なかなか最初の一歩を踏み出せない方もいらっしゃるかもしれません。描画材には様々な種類がありますが、中でも色鉛筆画は、手軽に始めやすく、温かみのある表現ができる魅力的な趣味です。

なぜ色鉛筆画が初心者におすすめなのか

色鉛筆画が初心者の方におすすめできる理由はいくつかあります。

水彩絵の具のように水を扱う準備や片付けも不要なため、思い立った時にすぐに取り掛かれる点も大きな魅力です。

色鉛筆画を始めるために必要なもの

色鉛筆画を始めるのに、最初から全てを完璧に揃える必要はありません。まずは最低限のものから始めて、慣れてきたら少しずつ買い足していくのが良いでしょう。

最低限必要なもの

あると便利なもの・ステップアップで揃えたいもの

費用を抑える工夫

最初は100円ショップで色鉛筆とスケッチブックを購入すれば、数百円で始めることができます。慣れてきて「もう少し良いものが欲しいな」と感じてから、文房具店で評判の良いメーカーの色鉛筆の基本セット(12色など)を購入したり、紙の種類を変えてみたりするのがおすすめです。最初から高価なセットを揃える必要はありません。

費用について

初期費用は、選ぶ道具によって大きく変わります。

継続してかかる費用としては、主に紙と色鉛筆の補充費用です。紙は頻繁に描くなら消費しますが、色鉛筆はすぐになくなるものではありません。特定の減りが早い色だけバラで購入することも可能ですので、全体の費用はそれほどかからないと言えます。

始める具体的なステップ

全くの初心者の方が色鉛筆画を始めるためのステップをご紹介します。

  1. 道具を準備する: まずは最低限の色鉛筆と紙、削り器、消しゴムを用意します。
  2. 線を引いてみる: 色々な色の色鉛筆で、自由に線を引いてみましょう。線の太さや筆圧の違いによる色の濃淡を感じてみてください。
  3. 色を塗ってみる: 用紙に円や四角を描き、一色で塗りつぶしてみます。均一に塗る練習や、グラデーションを作る練習をしてみましょう。筆圧を変えながら塗ることで、表現の幅が広がります。
  4. 簡単な形を描いて塗る: 丸や三角などの単純な形を描き、色を塗ってみます。影になる部分を少し濃い色で塗るなど、簡単な陰影表現に挑戦してみましょう。
  5. 身近なものを描いてみる: りんごやみかん、カップなど、自宅にある簡単なモチーフを観察して描いてみます。形を捉える練習と、観察した色を表現する練習になります。
  6. 重ね塗りに挑戦する: 二色以上の色を重ねて塗ることで、深みのある色や新しい色を作ることができます。例えば、黄色の上に薄く青を重ねると緑色に近づきます。
  7. 好きな絵や写真を模写してみる: 好きなイラストや写真を見ながら描いてみるのも良い練習になります。完璧にそっくりに描く必要はありません。

最初は「うまく描こう」と気負いせず、自由に色や線を楽しむ気持ちで取り組むことが大切です。

時間や場所について

色鉛筆画は、時間や場所の制約が少ない趣味です。

一人で、または家族と一緒に楽しむ

色鉛筆画は、一人で集中して取り組むことで、日々の忙しさを忘れてリラックスする時間を過ごすことができます。自分のペースでじっくりと作品制作に没頭する時間は、心のリフレッシュに繋がるでしょう。

また、小さなお子さんから大人まで、紙と色鉛筆があれば一緒に楽しめる点も魅力です。同じモチーフを見ながらそれぞれ描いてみたり、塗り絵を一緒に楽しんだりすることで、家族のコミュニケーションツールとしても活用できます。お子さんの成長に合わせて、共同で大きな絵を描くといった楽しみ方もできます。

初心者がつまずきやすい点とその対処法

まとめ

色鉛筆画は、少ない初期投資で始められ、時間や場所を選ばずに楽しめる、初心者にとって非常におすすめの趣味です。特別な才能がなくても、紙と色鉛筆があれば誰でも温かみのある絵を描く楽しみを知ることができます。

まずは100円ショップの道具からでも構いません。お気に入りの色を見つけたり、重ね塗りで新しい色を発見したりする過程は、きっと新鮮な発見と喜びをもたらしてくれるでしょう。気負わず、あなたのペースで、色鉛筆画の世界に最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。